真性包茎は放置しちゃダメ!リスクについて解説します

日本人男性の大半は、成人しても常に男性器の先端の亀頭の部分が露出しない「包茎」の状態です。
ただしほとんどは包皮を簡単に剥くことが可能な仮性包茎なので、男性器を洗ったり性交渉をする際には支障をきたすことはありません。
ところが一部の人は包皮口が狭いため、包皮を剥いて亀頭を露出させることが不可能な「真性包茎」の状態です。
これは単なる体質などではなくて立派な病気であり、治療が必要になります。
真性包茎を治療しないで放置し続けることで恐ろしい病気になるリスクが高くなったり、性生活に支障をきたすなどの問題が生じるので注意が必要です。

真性包茎を放置することで起こる問題とは

包茎だと常に男性器の先頭部分(亀頭)が包皮に覆われているため、垢が溜まったり細菌が繁殖しやすくなります。
仮性包茎であれば包皮を剥いて綺麗に洗うことができますが、真性包茎だと亀頭が常に皮で覆われているので洗うことができません。
このため亀頭と包皮の間の部分の皮膚で細菌が繁殖して内部で炎症を起こし、何度も繰り返すようになります。
細菌感染が原因で起こる炎症は抗生物質を服用するなどして治療をすることが可能ですが、男性器の皮膚を洗浄することができないので常に炎症を起こした状態が続きます。
真性包茎だと亀頭の付け根の部分で垢(恥垢)が溜まり、放置すると溜まった垢が石灰化して包皮内結石と呼ばれる石のような塊になってしまいます。

思春期を過ぎても常に包皮で覆われた状態が続くことで、成長期に男性器の発育が阻害されてしまうケースもあります。
真性包茎が原因で成長期に性器が発育不良になった場合に成人してから包茎を治すための治療を受けたとしても、亀頭が先細りの状態は改善されることがありません。
真性包茎を治療しないで放置することが原因で男性器が発育不良となり、結婚後に性生活に支障をきたすケースも少なくありません。

真性包茎が原因で生じる短期的なリスクとは

真性包茎を放置すると包皮と亀頭の部分に細菌が繁殖して炎症をおこすため、病気に罹るリスクが高まります。
亀頭の部分に細菌が繁殖し炎症を起こすと、「亀頭包皮炎」という病気になります。
亀頭包皮炎になると皮膚が炎症を起こして腫れたり、痛みや痒みの症状が出ます。
抗菌薬を服用して治療をしたとしても、何度も炎症を繰り返して痛みや痒みの症状に悩まされるでしょう。
細菌が繁殖した部分で悪臭を放つケースもあり、女性と性交渉をすることができなくなってしまう恐れもあります。

包皮と亀頭の部分で恥垢が石灰化した結石(包皮内結石)ができると、尖った結晶が皮膚に傷を付けて出血を起こしたり炎症を発症します。
このため、痛みや腫れなどの症状が何度も繰り返すことになります。

亀頭包皮炎を起こすと皮膚の免疫力が低下するため、性感染症に感染するリスクも高まります。
性感染症の中には不妊の原因になる病気もあり、真性包茎により間接的に男性不妊になってしまう恐れがあります。

真性包茎を放置すると、短期的には「亀頭包皮炎」や「包皮内結石」などの症状を発症するリスクが高まります。
これらの症状を何度も繰り返すと、将来に恐ろしい病気に罹りやすくなる恐れがあります。

真性包茎が原因で生じるかもしれない長期的なリスクとは

真性包茎を放置すると、短期的には「亀頭包皮炎」を起こしやすくなります。
長年にわたり何度も亀頭包皮炎を発症して皮膚が刺激を受けた状態が続くと、長期的に陰茎癌(いんけいがん)に罹るリスクが高まることが知られています。
これは悪性腫瘍(ガン)の一種で、亀頭の付け根の部分にイボ状の腫瘍が発生して増殖します。
癌が増殖すると鼠径部のリンパ節に転移するケースが多く、放置すると全身に転移して治療ができなくなる恐れがあります。
悪性腫瘍である陰茎癌は早期(ステージⅠまたはⅡ)に発見して適切な治療を受ければ5年生存率は90%ですが、病気が進行してステージⅢ以降になると5年生存率が50%以下に低下します。
真性包茎だと常に包皮に覆われているので、陰茎癌になっても発見しに食いという問題があります。
そのため、病状が悪化して体の他の部分にガンが転移するまで病気であることに気づかないケースも珍しくありません。

若い間は亀頭と包皮の部分の皮膚は完全に分離していますが、長年にわたり包茎の状態が続くと皮膚が一体化して血管が生成されて癒着を起こすようになります。
癒着を起こした状態で包皮を剥こうとすると出血したり強い痛みの症状が出るため、治療が難しくなってしまいます。

まとめ

真性包茎を放置すると、短期的または中・長期的に健康上のリスクを抱えるリスクが高くなることが知られています。
短期的には、包皮で覆われた部分に垢が溜まったり細菌が繁殖して亀頭包皮炎を繰り返すことがあります。
このような状態を何十年も放置し続けると、恐ろしい悪性腫瘍を誘発する恐れがあります。
病気以外にも、亀頭の部分の成長が阻害されることで男性器のサイズや形状に問題を抱える人も少なくありません。
真性包茎は放置しても自然に治ることがないため、健康上のトラブルを起こさないようにするためには早めに適切な治療を受けて治すことが必要です。

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